一人暮らしをする際に一番大変なのが部屋探し。
入居してから住民トラブルや周囲の騒音、部屋の欠陥などが見つかってしまっては大変です。
そこで今回は一人暮らしの部屋探しの際に必ずチェックすべきことをまとめました。
雨音の大きさ
最上階の場合、屋根に打ち付ける雨の音が直に響いてくる場合がります。
最上階でなくともベランダや窓の構造によっては雨音がうるさい場合があるので、内見はかならず晴れの日と雨の日の両方に行いましょう。
ドアのタイプ
ドアには大きく分けて引き戸と開き戸の2つのタイプがあります。
引き戸は防音性などで開き戸に劣りますが、部屋を広く使うことができるため、家具の配置の自由度が増します。
特にクローゼットなどの防音性をあまり必要としない場所では引き戸である方がいいでしょう。
また、合わせて高さもチェックしておくと、搬入できる家具のサイズもわかるので計測しておきましょう。
ゴミ置き場
ゴミ置き場でチェックしたいことは「収集時間」「清潔さ」「注意喚起の看板の有無」「ゴミを置き場までの距離」の4つです。
「収集時間」は自分の生活リズムで無理なくゴミを出すことができるかが重要です。収集時間外にゴミを置いてしまうとご近所とのトラブルの原因になってしまいます。
「清潔さ」は近隣の住人のマナーのチェックに役立ちます。また、不衛生なゴミ置き場だとカラスやネズミによるトラブルがあるので注意が必要です。
「注意喚起の看板の有無」はご近所トラブルの有無をチェックすることができます。「時間外にゴミを出さないでください」や「住民以外のゴミ捨てはご遠慮ください」などの看板がある場合はすでにご近所トラブルが発生している可能性が高いです。
「ゴミ置き場までの距離」は、近ければゴミ捨てが楽になりますが臭いや騒音の問題があり、遠ければゴミ捨てが大変になりますが臭いや騒音の問題がなくなります。
コンセントの位置と数
コンセントの位置によって家具・家電の配置がある程度決められてしまいます。
延長コードやタコ足タップを使うこともできますが、部屋中コードで溢れかえったり、容量オーバーで発火する可能性などを考えたらコンセントの数が大いに越したことはありません。
アンペア数
コンセントの数と合わせてチェックしたいのがアンペア数。
アンペア数が低いと複数の家電を同時に使っただけでブレーカーが落ちてしまいます。
普段同時に使用する家電の総アンペア数と部屋のアンペア数は必ずチェックしておきましょう。
住民のトラブル歴
その物件で過去に住民トラブルが発生していないか、調べておくのはとても重要です。
同じ物件内にトラブルメーカーがいると普段の生活に大きな影響が出ます。
調べる際は不動産会社ではなく必ず住んでいる人や近所の人に聞きましょう。
近隣の建物
小学校や公園など、物件付近の環境によっては騒音や治安の問題などが発生します。
特に周囲の騒音が気になる人は物件周囲の建物をくまなくチェックしておきましょう。
以下の記事でトラブルの原因になる可能性のある施設をまとめています。是非ご覧ください。
窓
立てつけや日差しに対する窓の向きのチェックはもちろんですが、窓のチェックで最も重要なのは窓から見える景色です。
隣家の窓が近かったりすると、洗濯物や部屋の中が見えたりとプライバシーの問題が多く発生します。
部屋の中を見るのも見られるのもトラブルの原因になるので、窓からの景色は必ずチェックしておきましょう。
洗濯機置き場の位置
少し古めの物件だと洗濯機置き場がベランダなどの室外にあることがあります。
洗濯機置き場が室外にあると、夏は暑い中、冬は寒い中で洗濯機を回さなければなりません。
洗濯機を外に置いておくと故障しやすく修理や買い替えなどで費用がかさむことも考えられます。
また、水漏れや騒音などご近所トラブルの原因になるので、洗濯機置き場の位置のチェックは必ずしておきましょう。
天井
天井でチェックしたいのがシミの有無。
シミがある場合は過去に水漏れを起こした可能性が高く、要注意です。
またシミがなくても補修の後がないかもチェックしましょう。
ガスの種類
ガスには大きく分けて都市ガスとLPガスの二種類があります。
都市ガスは公共料金ですが、LPガスは自由料金で業者によって価格が違うので特にチェックが必要です。
電波の強弱
部屋におけるスマホやポケットWi-Fiの電波の強弱はとても重要です。
建物の構造によっては部屋によって電波の強弱が顕著に現れる場合があります。
スマホの電波は入るけどポケットWi-Fiの電波は入らなかったという事態を避けるためにもすべての電波機器の電波強度はチェックしておきましょう。
街灯の有無
2階や3階の部屋の場合、窓の目の前に該当がないかチェックしましょう。
窓の目の前に街灯があると、普通のカーテンでは街灯の光を遮ることは難しく遮光カーテンを買う羽目になり、夏の暑い日でも窓を開けて寝られないというデメリットがあります。
エアコン
エアコンの備え付けてある部屋の場合、必ず電源を入れて動作を確認しましょう。
カビ臭かったり、異音がする場合は入居後に清掃代や修理代がかかる可能性があります。
また騒音トラブルの元許になりやすい室外機の音もあわせてチェックしておきましょう。
畳
部屋が和室の場合は一見キレイなように見える畳も要注意。
必ず裏返してカビていないかをチェックしましょう。
階段
部屋が階段の近くの場合、階段の上り下りの音は気になる点です。
実際に自分で上り下りしてみて音の響きを確認しましょう。
特に金属階段の場合、音がよく響くので注意が必要です。
郵便受け
前の入居者が郵便局へ転居届を提出していない場合、前の入居者への郵便物が届いている場合があります。
その場合は不動産会社に前の入居者に連絡を取ってもらったりと手続きが必要になるので早めにチェックしておきましょう。
風の影響
可能であれば風の強い日にも内見を行いましょう。
風の強い日に内見を行うことによって、窓やドアの立てつけの悪さや風による周囲の騒音の度合いを確認することができます。
錠のタイプ
古い物件だと錠も古いタイプが多くピッキング対策に不安が残ります。
錠を取り換えるのは大家さんや管理会社の許可が必要なので大変なので、できない場合は外付けのピッキング対策グッズなどを利用して対応しましょう。